映画「きみに読む物語」〜そこじゃない!だけど気になる男の純潔

映画「きみに読む物語」をDVDで観ました。

 

有名なお話なので、あらすじはパッケージとか見てください。Wikiとか(手抜きか)。

 

大方の人が言っている通り、ひとりの人を愛し続けることをテーマとした純愛物語、なのでしょう。あらすじを見てだいたいのことは予想できたのですが、それでももちろん、切なくて胸が締め付けられました。

 

だけど。

 

私、しばしば本筋とはあまり関係ないところで引っかかって、話にのれなくなってしまうことがあるのね。これも、みんなすごくいい映画だって言ってるのに、どうでもいいところですっと気持ちが冷めてしまった。

 

以下、ネタバレ。

 

 

認知症の妻(ジーナ・ローランズ。年を取っても美しい眼をしてるなあ)に物語を読み聞かせるわけです。長い時間根気よく聞かせると、妻は一瞬正気を取り戻します。

 

実は、それは若い頃のふたりの物語。

 

ひと夏の恋。しかし、身分違いのノアとアリーは、彼女の親たちにより引き裂かれてしまいます。

 

夢だった家を買って、彼女の好みに改築するも、彼女はもういない。自暴自棄になったノアは、それでも彼女のことを想って、様々な理由をつけては家を売らずにいます。

 

隣町の戦争未亡人と寝て寂しさをまぎらわせつつ。

 

って、えーっ?

 

何故そこで未亡人と寝る?

彼女のことが忘れられないなら、ずっと童貞でいやがれバカヤロー(暴言)!

 

ノアは未亡人とは身体だけの関係、と割り切ってますが、その未亡人の方は、ノアが自分に誰かの影を重ねていることに気づきつつも、ひっそりと彼を想っているわけです。

 

その後、ずっと経ってアリーと再会し、お互いの気持ちを確認した後、ふたりで過ごしている時に未亡人がやって来るわけなんですけど。

 

3人で朝食を食べた後、未亡人、「彼女、素敵な人ね。会えて良かった。また私も人を好きになれそう」ってなことを言い、ノアにキスをして別れていく。それを窓から見ているアリー。

 

って、えーっ?

 

この話書いた人、男でしょ。ニコラス・スパークス。うむ。男だな。未亡人(まあ、今でいうところのセフレですか?でも、彼女はこの男が好き)と元カノ(初めて彼と寝たばかり)が仲良く和気藹々と朝食を共にするかよ。

 

なんという無神経。

 

男ってどうしてこうなの?これを女の人がやったら非難轟々よね。彼とは身体だけの関係です!本当に愛してるのはあなたです!って言っても、信じてもらえないでしょ?

 

好きな女がいるなら純潔を守りなさい!ギャッツビーとかどうだったっけ?デイジーに再会するまで、女は断っていた?ってそんなことまで書いてないか。

 

そういう話、好きなんだけどなあ。一途に誰かを想い続ける、っていう。でも、現実にはそうはいかないね。人の気持ちは変わるもの。35億!じゃないけれど、男も女も星の数ほどいるのです。他の人に心を動かされることもあるでしょう。

 

でも、身体だけだからゆるしてぴょん!みたいの、私は無理ー!!身を清く、保ちなさーい!!!

 

 

そのうえ。なんかね、ライアン・ゴズリング、目が寄りすぎてて不思議な顔だし(私の苦手なニコラス・ケイジに似てる気が。LA LA LANDの時もあんまり好きじゃなかった)すぐにキレるし、なんだかヤバ奴感が……ない?

 

私だったら、温厚そうな婚約者を選ぶ。付き合っている人と喧嘩ばかり、というのは私は経験ないけれど、そういうのって、結婚すればきっと変わる、という希望を持っても、意外とそのままで苦しんだりするのです(聞いた話)。

 

「僕らはケンカする。うまくやっていくのは難しい。 だからお互い努力しないとやっていけない。 僕は努力したい。これからずっと一緒にいたいからだ」

という名言が、映画の中に出てきましたけどね……。

 

 

でも、こうして施設で根気よく物語を読み聞かせているということは、ノアも長い結婚生活で、穏やかさと、思いやりの気持ちを学んだのでしょうか。まあ、夫婦というのは、本人の間にしかわからない絆があるものですし。

 

文句ばっかり言っていますが、ラストは文句なしに素敵です。どんなエンディングか気になる人は、見てみてね。ではでは。

 

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